2016年2月24日水曜日

アメリカで大ブーム! 英語版のこんまり本を読んでみた - The Life-Changing Magic of Tidying Up


 日本では、近藤麻理恵さんはテレビに出演したり、片付けのエキスパートとして数年前から有名だったとのことですが、日本のテレビ番組を見ていない私が近藤麻理恵さんを知ったのは去年でした。

 2015年のタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に日本人が選ばれたと知り、初めて片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんを知りました。このニュースを耳にしたときに、彼女のベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』の英語版、"The Life-Changing Magic of Tidying Up"を絶対読みたいと思いました。
The Life-Changing Magic of Tidying Up
タイム誌に選ばれた後も、この本はどんどん有名になり、今ではYouTube界でもこんまり先生の片付け方法は大ブーム!YouTubeで"Konmari"で検索すると、多くのユーチューバーがKonmari Methodで片付けているビデオをアップロードしているのが分かります。

 去年は忙しいのを理由に、本を手に取ることがなかったのですが、このYouTubeビデオを見て、「こんなに凄い本なら、これは早く読んだ方がいい!」とさっそくamazonでオーダーしました。アメリカのamazonでもすごく評価が高く、多くの人が大絶賛しています。

この動画でも、こんまり流片付けできれいになった家を紹介されています。(英語、26分の動画)

 
 先月、さっそくThe Life-Changing Magic of Tidying Upを読み始めました。実は、すでに1冊目は読み終えて、今は2冊目のSpark Joyを読んでいます。2冊目も、もうすぐ読み終わりそうです。すごく良い本なので、これは絶対読んだ方が良いです。 今日は、お勧めする5つの理由を説明したいと思います。


1.こんまり先生のレッスンを受けるより、安い!
 英語版の本は日本では2000円以下で買えます。アメリカのamazonでも$11ドル前後です。こんまり先生に直接会って片付け個人レッスンを受けるといくらかかるか分かりませんが、この本を読めば先生のレッスンを受けているのと同じくらいのスキルが身に付くと思います。個人レッスンと同様に、この本で人生が変わるなら、この値段は安いと思いませんか?


2.部屋が片付くことでHappyになる!
 部屋が散らかっていると、「あれもしなきゃ、これもしなきゃ。」と対応しないいけない事が増えて、小さなストレスが積み重なりませんか?後回しにすると、なんとなく心にしこりが残ります。逆に、部屋がきれいだと、なんだかすがすがしい気持ちになります。大晦日の大掃除の後にきれいになった部屋を眺めた時の気持ちを思い出してみて下さい。爽快感がありますよね。数年前から、私はHappy Lifeの為には掃除はとても大事だと思うようになりました。さらに、こんまり先生の片付け方法では、ときめくものだけを残していくので、好きなものだけに囲まれた生活でよりHappy な部屋になりそうです。私は今のところ、洋服、本、紙の片付けが終わり、現在は小物カテゴリのキッチンを片付け中です。洋服はときめくものだけを残して、大きな紙袋に6袋ほどの服やバッグをGoodwillに寄付しました。クローゼットを開けるたびに整然と収納されたときめく服だけが目に入るので、本当にHappyな気持ちになります。


3.人生が変わる片付けの魔法!
 こんまり先生の本の中で書かれていますが、部屋が片付いてレッスンを卒業していかれていた生徒さんたちは、片付けで人生が変わったそうです。本当に自分がやりたい事を見つけられて、新しいビジネスにチャレンジして成功しているそうです。部屋が片付くと、本当にやるべき事に集中できます。さらに機能的な部屋は、効率がアップして無駄がなくなります。私はまだ片付け途中ですが、片付け終了後が楽しみです。


4.収納スペースに余裕がでた
 実は、今年か来年あたりに引っ越しようと思っています。「狭く感じてきたので、今より広い家に引っ越さなければ!」と思ったのが一番の理由です。でも、こんまり先生の本を読んでから、ときめくものだけで生活すれば不要な物の為に無駄にしていたスペースを省くことができるのではないかと思うようになりました。自分に合う家(アメリカなので治安が良くて、無理なく払える価格)であれば、広くなくても気持ちよく過ごせるかもしれないと思っています。実際、服、本、紙類、小物など多く処分していくと、意外と収納スペースに余裕が出てきたのを実感しています。この調子で物が減れば、高いお金を払って、広い家を選ぶ必要がなくなってきました。


 5.英語の勉強になる?
 英語の勉強もかねて、英語版のこんまり先生の本を読んでみようと考えている人もいると思いますが、この本を読んで英語の勉強になるでしょうか?答えはYesとNoです。私は特に英語の勉強の為にこの本を読んでいるわけではありません。寝る前に10分程度ベッドの中で楽しく読んでいます。これでは英語力アップは見込めません。 しかし、私の経験から「やり方によっては、この本1冊で英語力は確実に向上します。」と自信をもって言えます。英語の勉強方法にはある程度コツがあります。勉強する為に読むのであれば、毎日30分以上、机に座って、辞書を片手に読むこと。そして、できれば短期間(2か月以内)で読み終わる事。分からない単語や、新しい表現方法があれば、かならずフラッシュカードに書きとめる事(発音記号と例文も合わせて書く)。そして、フラッシュカードで毎日復習をすること。この方法で1冊読み切れば、必ず英語力はアップします。また普段から英文を読む習慣をつけると、読むスピードがどんどん速くなり、日本語の本と同じくらいの速さで読めるようになる日が必ず来ます。リーディング力が上がると、色んな英語版の本や記事を気軽に楽しく読めるようになります。 この本は内容も難しくありませんし、一節ごとのボリュームが2ページ前後で非常に短いので、とても読みやすいのでお勧めです。


 アメリカにお住まいの方はamazonでも購入できますが、Costcoでも見つける事が出来ます。私は、1冊めのThe Life-Changing Magic of Tidying Up はamazonで、2冊目のSpark JoyはCostcoで購入しました。私はアメリカでは、本は普段 amazonで購入しますが、ベストセラーだけあって今ならどちらもCostcoで販売されています。
アメリカのCostcoの本売り場


 日本では、英語版のこんまり先生の本はamazonで購入できます。

●『The Life-Changing Magic of Tidying Up』 amazon 販売ページ

●『Spark Joy』 amazon 販売ページ


 片付けをしたい方も、英語を勉強したい方にも、ぜひ読んで欲しいお勧めの本です。

 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

おすすめの洋書に関する全ての記事はこちら
『お勧めの英語本』カテゴリの記事

 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


『お気に入りのアイテム』カテゴリの記事はこちら

『基本のコーヒーの淹れ方』カテゴリの記事はこちら

『レシピ』カテゴリの記事はこちら

2016年2月16日火曜日

レシピ(動画あり): カフェ・デ・オラ (メキシカンコーヒー)の作り方

 この動画ではカフェ・デ・オラの作り方を説明します。カフェ・デ・オラとはメキシコで昔から飲まれている伝統的なコーヒー。コーヒー、シナモンスティック、Piloncillo(Panela)というメキシコの砂糖を煮詰め­て作ります。



■必要なもの■

コーヒー(深煎り、中挽き) 10g (大さじ2)
シナモンスティック 1本
Piloncillo (メキシコの砂糖) 30g~60g
水 500ml


*******************************************


■作り方■

1.鍋に水、シナモンスティック、Piloncilloを入れ、火にかけます。

2.Piloncilloが完全に溶けたら、コーヒーを淹れます。弱火で7分程煮詰めます。

3.7分経ったら、火を消して、蓋をして5分蒸らします。

4.濾してコーヒー豆とシナモンスティックを取り除きます。

5.濾したコーヒーをマグカップに注いで出来上がり。


*******************************************


■ポイント■

・ 伝統的なカフェ・デ・オラの淹れ方はメキシコの土鍋を使いますが、現在は普通の鍋で作るのが一般的になってきています。

・ Piloncillo(Panelaとも呼びます)はメキシコの伝統的な精製していない固形の砂糖です。独特の深い味わいと、強い甘みがあります。日本の黒糖を濃くしたような味です。アメリカにお住まいの方は、メキシコ系スーパーマーケットや、インターナショナルスーパーマーケット、もしくはアマゾンで購入できます。

・コーヒーは必ずダークロースト(深煎り)を使います。スパニッシュロースト、イタリアンロースト、フレンチローストが理想です。今回はフレンチローストを使用しました。

・スパイスが効いたコーヒーが好きな方は、シナモンスティックを増やしてみたり、クローブ、トウシキミなどを1個ずつお好みで追加してみてください。

・コーヒーを濾す際は、布製のコーヒーフィルターを使用するのが理想ですが、ない場合は、まずシナモンスティックを取り出して、鍋のコーヒーをフレンチプレスに入れて濾すこともできます。 

・メキシコ料理のレストランに行くと、カフェ・デ・オラがメニューにあると思うので、ぜひトライしてみてください。カフェ・デ・オラはほんのり甘く、ほんのりスパイスが効いています。最近は、アメリカでもメキシカンコーヒーが流行ってきていますが、アメリカナイズされているメキシカンコーヒーは甘みが強くて、スパイスも強いのが特徴です。私個人的には、アメリカナイズされていない、本来のカフェ・デ・オラの方が好みです。


*******************************************

■この動画で使用している商品■

【マグカップ】 スターバックス バンド オブ アウトサイダー Band of Outsiders × Starbucks  

【コーヒーミル】 キッチンエイド コーヒーグラインダー

【計量カップ】
パイレックス500ml計量カップ 100周年アニバーサリー 
パイレックス1000ml計量カップ

【鍋】ティファール ソースパン

【ナイフ】 Wusthof Knife

【コーヒーフィルター】Thai Coffee Filtration Strainer
(同じようなコットン製のコーヒーフィルターはhttp://amzn.to/1ovN2dX )

【シナモンスティック】 シナモンスティック 

【メキシコの砂糖】Piloncillo

【コーヒー】 Allegro Organic French Roast Coffee Beans


---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


世界のコーヒーに関する記事
『ベトナムコーヒーの淹れ方』

『ギリシャのアイスコーヒーの作り方(フラッペコーヒー)』


---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


『お気に入りのアイテム』カテゴリの記事はこちら

『基本のコーヒーの淹れ方』カテゴリの記事はこちら

『レシピ』カテゴリの記事はこちら

2016年2月4日木曜日

3か月使用してみてのレビュー ボダムのプアオーバー・コーヒーメーカー

私がこのボダムのプアオーバー・ドリップ式コーヒーメーカー(Bodum Pour Over Coffee Maker)を購入したのは3か月程前になります。

  私のお気に入りのフレンチプレスはボダムのものですが、そのボダムから発売されたステンレス製のコーン型フィルター付きのコーヒーメーカー。アメリカのお店Targetでこのコーヒーメーカーを見つけて、かなり気になりました。ちょうどセールだったのもあって、購入してみる事にしました。
Bodum Pour Over Coffee Maker

 最初は気に入るか半信半疑でしたが、利点も欠点もふまえて今一番好きなコーヒーの淹れ方です。購入したあとに分かったのですが、アメリカのamazonのレビューでもかなり評価が高い商品のようです。購入してから3か月間、ほぼ毎日このコーヒーメーカーでコーヒーを淹れています。今日は、3か月間使用してみての私なりのレビューを書いていきたいと思います。

 使用方法は、下の動画をご覧ください。



 では、まずは気に入った点について説明します。

美味しい!
 このコーヒーメーカーの一番好きな点は、何よりも美味しいコーヒーが淹れれること。紙のフィルターだとコーヒーの自然なオイルまで抽出できませんが、このコーヒーメーカーはステンレス製のコーン型フィルターを使用しています。コーヒー豆のオイルがステンレスフィルターを通過するので、豆本来の味を楽しむことができます。紙のフィルターを使用しないのはフレンチプレスも同様ですが、このコーヒーメーカーの場合は、コーヒー豆がお湯に浸かっている時間がフレンチプレスに比べ短いので、コーヒーの味がまた違います。フレンチプレスで淹れたコーヒーに比べて、オイル感が強くなく、また雑味も圧倒的に少ないです。アメリカのamazonのレビューでも、多くのコーヒー通の人がフレンチプレスより美味しいと絶賛しているのに納得しました。


お洒落なデザイン
 丸みのある透明ガラスで、とてもお洒落なデザイン。キッチンカウンターに出しておきたくなるコーヒーメーカーです。見た目はかなりCHEMEXのコーヒーメーカーに似ていますね。1941年に開発されたレトロでナチュラルな印象のCHEMEXに比べ、近年発売されたボダムのものはモダンな感じ。持つ部分がシリコンで出来ていて、色のバラエーションが多いので、ご自宅のインテリアに合う色を見つける事ができます。私はブラックを選びましたが、他にホワイト、レッド、黄緑など選択肢が多いのは魅力ですね。私は、コーヒーメーカーとしてしか使用していませんが、お洒落な形なので、フィルターをとってワインやジュースを入れても良さそうですね。


粉っぽさが残りにくい
 フレンチプレスで淹れたコーヒーは、どうしてもフィルターの隙間から細かい粉が通過してしまい粉が底に沈殿します。このプアオーバーも粉は沈殿しますが、フレンチプレスと比べるとかなり少なくなったと思います。フィルターの目の細かさはボダムのフレンチプレスChambordとこのプアオーバーは同じですが、フレンチプレスにあるガラスとフィルターの隙間が、このプアオーバーにはない分粉が通過しにくい構造になっています。(ボダムのプアオーバーは中挽きの豆が適しています。)


ペーパーレスで経済的
 フレンチプレスと同様ですが、ペーパーフィルターを買う必要がないので経済的です。ペーパーフィルターを買わなくていい分、美味しいコーヒー豆にお金をかけれるのは嬉しいですね。


分解して洗えるので清潔
 シリコン部分を簡単にはずせて洗えるので、洗い残りがありません。ガラス部分もシリコン部分も清潔を保てるので嬉しいですね。


Bodum プアオーバー・コーヒーメーカーのオフィシャル動画 (英語:35秒)

 良い点をまず書きましたが、気になる欠点もいくつかあります。

食洗機可だけど・・・
 この特殊な形の為、我が家の食洗機(よくあるアメリカの大型食洗機)にはシンプルに入れる事はできません。ガラスで出来ているので、安全に手洗いしていますが、底まで手が入らないので柄のあるスポンジで洗う必要があります。

淹れ方に少々テクニックがいる
  お湯を一度に注ぎすぎるとステンレスフィルターから勢いよくお湯が逃げて薄いコーヒーになってしまいます。ペーパーフィルターより、ステンレスフィルターの方がお湯が通過しやすいので、同じドリップ式でもここは特に注意する必要があります。淹れ方は以前の記事をご参照ください。

忙しい時はフレンチプレス
 このボダムのプアオーバーは普通のドリップ式と同様に数回お湯を注ぐ必要があるので、かなり急いでいる日はフレンチプレスの方が便利です。


 いくつか欠点もありますが、欠点をふまえても最終的に私はこのボダムのプアオーバーがとても気に入りました。手洗いも慣れたら1分以内で終わるし、テクニックも簡単で一度マスターしたら問題なし。アメリカのamazonで多くレビューされているように、私もフレンチプレスよりも美味しいと思いました。やはり、コーヒーは美味しいのが一番ですね。購入してみて大正解でした!フレンチプレスとはまた違ったコーヒーを楽しみたい方にぜひお勧めのコーヒーメーカーです。


●ボダムのプアオーバー・コーヒーメーカー amazon 販売ページ

●ボダムのプアオーバー・コーヒーメーカー 楽天市場 販売ページ


 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

以前の記事
『ボダム プアオーバー・コーヒーメーカーを使ったコーヒーの淹れ方』

『フレンチプレスと言えば、ボダム!』

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


『お気に入りのアイテム』カテゴリの記事はこちら

『基本のコーヒーの淹れ方』カテゴリの記事はこちら

『レシピ』カテゴリの記事はこちら