2021年1月10日日曜日

アメリカで新型コロナの予防接種を受けてみた(副反応/副作用などについて)

アメリカでは2020年の12月から新型コロナウィルスのワクチン接種が開始されました。私も、さっそく新型コロナのワクチンを受けてきました。今日は、ワクチンを受けた感想、副反応/副作用などについて書いていきたいと思います。

アメリカで新型コロナワクチン接種しました。
新しいワクチンで、怖くなかったの?
私が受けたのは1月の初めで、アメリカではすでに480万人以上の人がワクチンを接種していましたし、私自身は重篤な副作用については全く心配しませんでした。


注射は痛くないの?
新型コロナのワクチンは、アメリカでは筋肉注射ですが、針を刺す瞬間はわずかな痛みがある程度です。


副作用はでなかったの?
注射後5分ぐらい経つと、わずかにだるさを感じました。しばらく軽い倦怠感がありましたが、2時間ほど経つといつも通りに元気になりました。あとは、注射後5時間ほど経って、注射を打った部位が筋肉痛になりましたが、これは筋肉注射なのでしょうがないです。個人的には、インフルエンザのワクチンより、ずいぶん楽でした。


ワクチンは『ファイザー(Pfizer)』と『モデルナ(moderna)』どっちだった?
モデルナ製(moderna)のワクチンでした。


ワクチンは何回打つの?
アメリカの新型コロナウイルスのワクチンは2回接種する必要があります。今回は1回目の予防接種を受けました。2回目は約1か月後に予約を入れています。






新型コロナウイルスの予防接種は受けるべきか?
予防接種を受けるか、受けないかは、最終的には自分自身で決める必要があります。新型コロナウイルスの予防接種を受けた方が良い場合は、以下の1の重篤化の可能性、2の感染の可能性にひとつでも当てはまる方です。

1.新型コロナウイルスに感染した場合、重篤化する可能性が高い方
・高齢者
・基礎疾患がある方(肺疾患、心疾患、腎疾患、糖尿病、高血圧など)
・肥満の方

2.新型コロナウイルスに感染する可能性が高い方(人との接触が多い、集団生活をしているなど)
・医療従事者
・サービス業に携わる方(販売業や観光業など)
・学校の教員・生徒
・保育園の先生や園児など

人との接触が少ない方は感染する可能性が低いですし、若い方は感染しても重篤化する可能性が低いですが、集団免疫を獲得するためにも出来るだけ多くの方がワクチンを受けた方が良いと思います。ワクチン接種で自分を守るだけでなく、周りの人の命を守る事につながります。

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のサイトより
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のサイトによると、年齢が高い方ほど新型コロナの重篤・死亡のリスクが高い事が分かります。
たとえば、85歳以上の方は、若い世代(29歳以下)と比較すると630倍も死亡率が高いです。75歳~84歳の方では、若い世代と比較して220倍も死亡率が高くなります。
年齢が高い方ほど、ワクチンを受けるメリットが高いといえます。




ワクチンを受けない方が良い人っているの?
今までに薬や食べ物で、アナフィラキシーショックなどの重篤なアレルギー症状(呼吸困難、発疹、失神など)を経験した事がある方は、かかりつけの医師に相談して決めましょう。





ワクチン接種後について
新型コロナウイルスの予防接種を受ける時に、アフターケア インストラクションの用紙を貰ったのでシェアします。
新型コロナウイルスのワクチン接種後について
内容は、

インフルエンザと同様に、いくつか副反応がでるかもしれませんが2~3日でおさまります。

よくある副反応
注射部:痛み、腫れ、赤み
全身:熱、寒気、倦怠感、頭痛、関節痛

・もし、痛みなどがあれば、市販の痛み止めを服用してください。
・妊娠中であれば、薬を飲む前にかかりつけの医師に確認してください。
・もし、注射部位が痛い場合は、清潔な濡れたタオルで冷やして、腕をよく動かしてください。
・もし、発熱したら、たくさん水分摂取をしてください。


Urgent Care(急診)を受けた方が良い場合
予防接種後24時間たっても、注射部位の赤みや腫れがどんどん酷くなる場合。
予防接種後72時間たっても、副反応症状がどんどん悪くなる場合。
アレルギー症状(発疹・呼吸困難)や、息苦しさが非常に強い場合は救急車を呼ぶこと。



・副反応はインフルエンザのような症状です。2~3日で収まります。
・ほとんどの新型コロナウイルスのワクチンは2回接種する必要があります。1回目の接種で副反応が出ても、2回目の接種も忘れずに受けてください。もし、ワクチンの製薬会社やかかりつけの医師がストップしないかぎり、ワクチンを接種してください。
・2回目の接種を受けてから1~2週間経つと、予防効果が期待できます。
・マスクの着用、ソーシャルディスタンシング、人込みを避ける、手洗い励行は続けてください。





アメリカ在住だけど、いつからワクチン受けれるの?
Walgreensのサイトより
現在、アメリカでは Phase 1aのグループが新型コロナウイルスのワクチン接種中です。健康な64歳以下の人は春頃になる予定です。(お住まいのカウンティによって状況は異なります)

Phase 1a (現在)
 ・医療従事者
 ・長期ケア施設の入所者など

Phase 1b
 ・75歳以上
 ・CDCが認めたエッセンシャルウォーカー

Phase 1c 
 ・65歳~74歳
 ・16歳~64歳で慢性疾患がある方
 ・その他のエッセンシャルウォーカー

Phase 2 (春頃になる予想)
 ・一般の人達


副反応/副作用のモニタリング(V-Safeを使ってCDCに報告)

アメリカ在住の方はおそらく、副反応/副作用のモニタリングをする為に、V-Safeというシステムをスマートフォンで登録するように推奨されると思います。私も登録しました。ワクチン接種して数時間後、翌日など簡単な症状に関するアンケートが届きます。1分ほどで終わる簡単な質問です。アンケート結果はCDCに送られます。また、2回目の接種を忘れないようにリマインダーも届くそうです。

V-Safeへの登録を推奨されます。
ワクチン接種所でV-Safeの登録方法の説明用紙を頂きました。登録は簡単です。




正しい情報を知る事が大事

メディアや週刊誌では新しいワクチンについて色んな憶測や、話題作りの為のあおり報道などがあるので、ワクチンに対して怖がる人もいるとは思いますが、一番大事な事は正しい情報を知る事です。

アメリカ在住であれば、CDCのオフィシャルサイトや、州やカウンティのオフィシャルサイトから情報を取る事をお勧めします。

日本であれば、ツイッターの書き込みや週刊誌などの記事を鵜呑みにしないで、厚生労働省のオフィシャルサイトや信頼できる病院のオフィシャルサイトから情報を確認するのもお勧めです。



最後に・・・

新型コロナウイルスの予防方法は、インフルエンザ予防方法と同じです。マスクの着用、手洗い励行、人混みを避ける。ワクチンを受けるか、受けないか決断するのは自分自身です。ですが、多くの方がワクチンを接種して、集団免疫を獲得すれば、新型コロナウイルスの感染拡大はいずれ終息に向かいます。ひき続き、感染予防に気を付けて生活しましょう。

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